時期外れの火の用心
こんばんは。
今日は朝から、風が強いです。
ゴミ出しに早朝出た時に、明るくなっている空が、やけにグレー色をしていて、風がきみ悪く感じて、何となく不安にかられました。
昔、実際にあった話を書きます。
私の実家は田舎なのですが、まあ田舎でも住宅密集地といいますか、私が子供の頃、住んでた辺りは、結構ごちゃごちゃしていました。
転々と引っ越しをしましたので、そのたびに駅からは遠くなっていきました。
その駅に近いところに住んでいた頃のこと。
少し離れたところに駄菓子屋や公民館があって、そこにとても古い、縦に長い平屋の建物がありました。後で母に聞いたら長屋だそうです。
確かに、時代劇とかに出てくるような?え、江戸時代(°m°;)か?私!
縦に何列あったか?1mくらいの間隔にダーッとつながっている住宅でした。
ある風の強い夜、そこが火事になりました。
けたたましいサイレン(夜に鳴ると、とても怖い音でした)と、消防車のサイレン、大人の声があちこちで聞こえて・・・
私が外に出ようとすると、母に家の中に入っているように言われました。
いつも「サイレンがなったらどっちの方角のどの辺りで家事なのか?確かめろ」と言われていたのに。
・・・が、見ました!一瞬でしたが、はっきりと。
長屋方面には2階建ての家が並んでいて、よく見えない立地だったのですが、上を見上げると真っ黒の切り取った空が、火の粉だらけになっていて、それらがビュンビュン飛んでいたのです。
結構、離れたところに住んでいたと思いますが、風下だったんですね?
こんな感じ?
近所の大人たちが「屋根に水かけるか!?」とかどなっていたりして・・・
なんか、怖くなって家でカーテンもしめて、1人じっとしていたような?
幸いうちの周辺は大丈夫でしたが、50世帯って言ってたかな?長屋は全焼でした。
次の日?行ってみると、黒くなって崩れた木材だらけになっていました。
しかも50の家族がいたとは思えない狭さに思えました。
消防車とかは、手のつけようがなかった。という話も聞きました。
あんな火の粉を見たのは、後にも先にも最後!であってほしいと思うのでした。
みなさん(と自分も)、ちょっと時期外れですが火の用心です!
/りお