彗星の話から、ロゼッタストーンへ

お久しぶりです。

11月の星空では・・・

2018年11月 ウィルタネン彗星が6等前後 - アストロアーツ

11月の下旬頃から、『ウィルタネン彗星(別名:ワータネン彗星)』が比較的見やすくなるそうです。

どこにある彗星かというと、ろ座とくじら座の間あたり・・・それってどこ?

この季節では、南の空に見えるようで、東方面にオリオン座が見えて、「ああ、やっと知ってる星座が出てきた」と安心しました。詳しくはサイトを参照ください。

 

でも、そもそも『ウィルタネン彗星』って初めて聞くんですが・・・

ウィルタネン彗星は1948年1月にウィルタネンが発見した、公転周期約5.4年の周期彗星。彗星探査機「ロゼッタ」が、当初目標とした彗星だった。

と書かれていました。ロゼッタ・・・なんか聞いたことがあるなあ。

とにかく、ロゼッタ探査機を調べてみました。欧州宇宙機関ESA)です。

ロゼッタ (探査機) - Wikipedia

こちらのWikipediaによると、2003年打ち上げ予定で2011年にウィルタネン彗星に到着予定だったのが、その直前にアリアン5ロケットの爆発事故があったため延期になったのだそう。

(あ、ご安心ください。先日アリアン5ロケットはベピコロンボ計画で水星までの探査機を乗せ、無事に発射成功しています。JAXAの探査機も1台乗ってます。それはまた今度。)

ロケットの打ち上げが延期になると、彗星は待っていてはくれません。軌道の関係上、変更を余儀なくされてしまいます。ということで、『チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星』に行き先変更になったようです。

2004年にロゼッタ探査機は打ち上げられました。

地球でのスイングバイ3回、火星でも1回行ったようです。

ロゼッタが2度目の地球スイングバイを試みたのが2007年11月13日であったが、その前の11月7日に、誤って地球に接近中の地球近傍小惑星として「発見」された。この「天体」には2007 VN84と仮符号がつけられた。

20mの小惑星はかなりの確率で、11/13に地球にぶつかるかも?と言われた3日前に、ロゼッタ探査機と判明したようです。嘘のような(^^;)?ちょっと笑える話?です。

 

それはともかく、です。彗星に到着後、『フィラエ』という着陸機を 投下しているんですよね・・・?彗星では史上初です。

で、これらの名前、ロゼッタ探査機は「ロゼッタストーン」から。

「フィラエ」の名称はロゼッタ・ストーン解読の鍵となったフィラエ・オベリスクが発見されたナイル川川中島フィラエ島に由来する。 

のだそうです。

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Wikipediaの画像ですが、詳細を読んだところ、使用可の画像のようでした。

ロゼッタストーンは、1779年、エジプトのロゼッタで、ナポレオンの遠征中に発見されたようです。

紀元前196年に書かれたものですが、その内容よりも貴重な点は、古代エジプトヒエログリフ(神聖文字)とデモティック(民衆文字)、あとギリシャ文字の3つの文字で書かれていたことだと思います。

内容も3つとも同じようなものだということで・・・。だって、ギリシャ文字だったら、わかりますよね?あ、私はもちろん知りませんが。

これをきっかけに、他の古代エジプトヒエログリフで書かれた文字も解読する鍵となったのだそうです。

現在はロゼッタストーン大英博物館に展示されているのだそうです。あ、ナポレオンがイギリスに負けて、フランスからイギリスの所有になったようです(汗)エジプトのものだ?ごもっとも・・・。

 

知らないことを調べるのは、面白いなあと思うのでした。

最後までお付き合いくださって、ありがとうございました。

/りお