残された時間は10億年?移住先に赤色矮星
Rioでじゃねーど、でっす。
少し涼しくなってきましたが、いかがお過ごしですか?
前回【脱線】で「太陽の寿命について」少し書いたのですが、きちんとまとめたいと思います。
太陽について
『すいへーりーべーぼくのふね』って、元素の軽い順番から覚えるゴロ合わせありましたよね?水素→ヘリウムという順になっていて・・今日はその水素とヘリウムのことだけお話しします。
太陽の中心部では水素が燃えてヘリウムに変わる『核融合反応』を繰り返しています。そしてエネルギーとなって地球に届き、生命が育まれています。
太陽のパブリック・ドメイン画像
その太陽にも寿命があって、約100億年と言われています。今の年齢が45億歳くらいとのことで、あと55億年あります。
太陽には水素がたっぷりあるのですが、いずれはなくなります。水素がなくなると次はヘリウムの核融合が始まります(本当はもっと複雑なのですが、ひとまずこれで納得してください)
この辺りから太陽は膨張を始め、終焉に向かうことになります。
最大で地球軌道の内側くらいまで膨張するそうです。この膨張した状態を赤色巨星(せきしょくきょせい)と呼びます。
膨張が始めると、地球は暑くなりすぎて生物が住める環境ではなくなります。海も蒸発してしまうとのこと。
私はてっきり、90億年目くらいからこの膨張が始まるんだと思っていました。でも違うようです。いろんな記事を読むと、10億年後からというのを2つ、17億5000万年後、23億年後などなど・・
バラついていますが、ここは10億年後には地球に住めなくなっている!と考えた方が良さそうです(・∀・;)ヒャー早い!
ということで、地球上の生命体は他の星に移住する必要が出てきます。この時は太陽系ではダメです。太陽系外惑星に引っ越ししなきゃ!
ここで、登場するのが赤色矮星(せきしょくわいせい)です。
赤色矮星ってどんな星?
わかりやすいサイトのリンクを貼ります。
宇宙最期の日まで輝く人類移住の希望の星「赤色矮星」が理解できるアニメーション - GIGAZINE
アニメの動画(英語)が載っていて、ギガジンさんが丁寧に日本語で説明してくれています。
[赤色矮星とは]
●宇宙にある恒星の70%が赤色矮星
●サイズは小さく、質量は太陽の7%~50%ほど
●暗い星なので肉眼では見えないが、地球周辺に20個くらいあるらしい
●赤色矮星の平均寿命は1兆年~10兆年←長い!
とこんな星だそうです。
↓ 豆知識
中心部がヘリウムの核融合が始まるほど高温にならないため、水素が燃え尽きても赤色巨星にはならずに、そのままヘリウム型の白色矮星になると予想されている(wiki)
赤色矮星の惑星
惑星はどうなのでしょうか?
●赤色矮星は温度が低いため(~摂氏3400℃)地球よりも近い、太陽と水星くらいの距離が丁度良い惑星になる
●近いことによる問題点.....距離が近すぎるために惑星の向きが固定されてしまい、回転することなく光を発する赤色矮星に常に同じ面が向くことになる。
動画内より ー赤色矮星を向く面は信じられないほど熱くなり、裏側は凍りついてしまうー
しかし例えば惑星に大きな海があれば、熱が分散されて安定した環境になる可能性もあるそうです。
これ以外にもいくつか問題点はありますが、活動が安定した赤色矮星を発見出来れば、数兆年に渡って居住が可能になるそうです。
地球に似た惑星が、赤色矮星全体のうち約5%存在すると見られており、数にすると約40億個になると言われています。
動画内より
↑ 以前 (id:fic-tion)フィクーションさんに教えてもらって、テレビで見たのですが、写真にあるような赤色矮星(太陽の替わり)はいつも同じ場所に見えており、移動したり沈んだりしないのだそうです(世界はもっと明るくて、赤かった)
つまり昼も夜もなく、地球とは違う仕組みの生物が育っている可能性があると言っていました。(NHKのスペシャル番組←You Tube動画1分17秒)
問題は移住方法と・・現住人と共存できるか?かな?
最後までお付き合いくださって、ありがとうございました。
/りお