メシエ天体カタログについて

Rioでじゃねーど、でっす。

突然ですが、ウルトラマンのふるさとは『M78星雲』と言われてますね?

でもこれ、本当はM87星雲だったそうです。wikiによると、脚本印刷時に入れ替わってM78星雲で定着したそうです。

 

ところでこのMってなんでしょう?

フランスの天文学者シャルル・メシエ(1730-1817)が、彗星を探索する時に、彗星と紛らわしい天体を一覧にしたものをいうそうです。

メシエカタログ、メシエ天体と言われています。

「彗星の研究をしたいのに、なんと紛らわしい天体が多いことか!」と避けた天体の方が有名になったのですね。

と思ったら彗星も13個発見していました。

プロイセン科学アカデミー(ベルリン)の外国人会員の資格を得ています。

ルイ15世はメシエを「彗星の狩人」と呼び、ナポレオンはメシエに勲章を与えたそうです。

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本当にこのような髪型を?シャルル・メシエ40歳、パブリック・ドメイン画像

 

メシエカタログは、M1からM110まであって、メシエ本人がカタログに記載したものはM103までだそうです。

カタログは1774年から1784年にかけて3回刊行されたとのこと。現代でも売っています。

こんな感じですね~?他にもたくさんありました。あ、↑ ここから買うと、はてなブログを運営している方が喜ぶかもしれません・・

 

が、こちらに写真一覧が!国立天文台のサイトに載ってました。

www.nao.ac.jp

これを見たら十分な気がします。

 

ところで1番目ってなんでしょう?

M1は「おうし座の超新星残骸:かに星雲」です。有名ですね?(←と2、3年前に知ったくせに言う)M1って・・まあいいか

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無料でダウンロードしました。

 

カニに見えるかに?ヒュー彡 彡(((´Д`)))彡 彡寒っ!

M1は西暦1054年に出現した超新星爆発の残骸である

・爆発した星の中心核は中性子星として残っていて、約1/30秒周期で電波やX線を出すパルサーとして有名(AstroArtsより)

超新星爆発の出現当時は金星ぐらいの明るさになり、23日間にわたり昼間でも肉眼で見えた。夜間は後2年間も見えていた

・日本でも藤原定家の日記『明月記』に記録されているが、定家はまだ生まれておらず超新星爆発は見れなかった。過去の文献を引用したと思われる(wikiより)

これをばっちり見たい人は望遠鏡30cmが推奨のようです。これって一般的なのでしょうか?

メシエカタログでは、唯一の超新星です。

地球からの距離は約7000光年あって、それでも昼間に見えたってことは、もっと近くで超新星爆発があったら、どうなるのでしょう?と、超新星爆発の話を始めると止まらなくなるのでこの話はおしまいにします。

 

最後に、M78星雲ーオリオン座の散光星雲と、M87星雲ーおとめ座の巨大楕円銀河、2つの画像を載せます。

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クレジット:国立天文台

最後までお付き合いくださって、ありがとうございました。

/りお