ボイジャー2号による新たな謎

Rioでじゃねーど、です。

こんばんは。探査機はやぶさ2小惑星リュウグウを出発しましたね?プロマネの津田さんの元に・・あ、来年、地球に戻ってきますよ~

 

今日の本題、NASAの探査機「ボイジャー2号」は、去年2018年11月5日、太陽圏を出て恒星間宇宙に到達しました。

それを元に最近、一気に5本の研究論文が発表されたそうです。

 

その前に・・ ボイジャーって何?

☆~☆ ☆~☆

無人探査機ボイジャー1号・2号は1977年に米で打ち上げられました。
それから42年、未だ現役です。何?生まれる前だと?

 

●2機は木星土星と旅をし、その後ボイジャー1号はまっすぐ先を急ぎました。一方、ボイジャー2号天王星海王星へ向かいました。

ボイジャー2号天王星海王星に接近した唯一の探査機となっています。

 

~その後20年以上の時が過ぎ・・~

 

太陽風(プラズマ)の届く範囲の太陽圏と、外宇宙の星間空間の境目「ヘリオポーズ」をボイジャーは通過しました。

ボイジャー1号は2012年6月に通過し、その6年後

ボイジャー2号は2018年11月に通過

 

●ヘリオポーズとはグレーの楕円部分を言います。後ろの方は彗星のように尾をひいてるんじゃないか?とかクロワッサンみたい?と言われてますが不明です。

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「ヘリオポーズ-wiki-パブリック・ドメイン画像」2005年の画像のためボイジャーは移動しており、私が加工した


●ヘリオポーズの境界の中を太陽圏と言います。上の画像はその太陽圏が左(←)に移動している図です(銀河の中を)。

 

ボイジャーの残りの燃料はあと5年くらいで、燃料がなくなりしだい地球との通信がとだえます。

ボイジャー1号は約17km/秒、ボイジャー2号は約15km/秒のスピードで、地球から遠ざかっています。

6万1000年後にはオールトの雲を通過する、とのことです。やっと太陽系を(太陽の重力から)抜けるのです。その距離20万天文単位AU*1

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ボイジャー2号が、1号とは別の場所、別の時期にヘリオポーズを超えたことで、共通する部分は再確認が出来、違う部分は新たな疑問となったようです。

 

ニュース記事を3つ読みましたが、それぞれで(なんせ5本の論文ですので)全部はとても書けそうにはなく・・

 

1つの成果として、ヘリオポーズの内側や外側は、まだまだわからないことがたくさんあるようだ、とわかったようです。

 

例えばヘリオポーズの内側は、プラズマの密度や温度が思った以上に高いとか・・

何かによって圧迫されてるから密度が高いらしいのですが、それが何か?わからないようです。

 

あと、温度が3万度以上あったらしく「え?探査機燃えないの?」と思った私は、もっと勉強しないといけません。

 

宇宙人?へのラブレターが金のレコードです。ボイジャー両方に同じものが付いています。

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ボイジャーのゴールデンレコード-wiki-パブリック・ドメイン画像」2機のボイジャー探査機に搭載された金メッキされたレコード


見つけてもらえるといいですよね?

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

/りお

参考記事:

星間物質は3万度超、ボイジャー2号が初の直接観測 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

↑ 一番詳しく書いてあったけど、会員登録(無料)が必要になりました。

ボイジャー2号からのデータで発見…太陽系の外側に未知の境界層 | BUSINESS INSIDER JAPAN

地球を離れて42年。ボイジャー2号の観測データから太陽圏の姿が見えてきた | ギズモード・ジャパン

*1:1AU=太陽から地球までの距離(約1億5000万km)