惑星状星雲について ベテルギウスは今

Rioでじゃねーど、です。

新年明けましておめでとうございます。

昨年は大変お世話になりました。今年もどうぞよろしくおねがいします。みなさんにとって、良い1年になりますように。

・・・・・[壁]_・)チラッ もういいかな?

 

はい、ではさっそくですが毎度、宇宙ネタになります。

こちらは惑星状星雲の1つ「らせん状星雲」でして、650光年先にあるそうです。目玉みたいでちょっと怖いんですけどね。

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クレジット:NASA、NOAO、ESAハッブルヘリックス星雲チーム、M。メイクスナー(STScI)およびTA学長(NRAO)

 

私たちの太陽のような恒星は、時が経つと膨張を始めます。

それを「星の晩年」と呼びますが、質量がそれほど大きくない星は超新星爆発を起こさずに赤色巨星から白色矮星(はくしょくわいせい)という星に変化します。

その過程で、大量のガスを周りに放出します。その姿が上の惑星状星雲と言われていまして・・

青は酸素が、赤は水素や窒素が存在することを示しているそうです。

 

青と赤の境界付近を拡大すると・・

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クレジット:同上

 

彗星のような形をした「塊」が幾つも見えてきます。中心に向かって放射状に伸びています。

 

ハッブル宇宙望遠鏡や地上のキットピーク国立天文台アリゾナ州)で撮影された複数の画像を合成して作成された画像がこちらです。

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クレジット:C. Robert O'DellおよびKerry P. Handron(米大学)、NASA

 

この彗星のような塊について 

・ガスどうしの衝突によって形成された可能性がある

・最晩年の赤色巨星から放出された高温のガスが、それ以前に放出された低温のガスに衝突した結果、彗星のような形を生み出したとみられている

とのこと。その彗星のような塊から伸びる尾の長さは、およそ1000天文単位*1にも達しているとのことでした。

この3番目の画像がとてもキレイだなあ・・と思ったのでした。

 

もう1つ、何気にビッグニュースなのがこちらです。

gigazine.net

去年の暮れのニュースですが・・

2019年10月以来、オリオン座の恒星ベテルギウスの明るさは半分になっており、観測史上最低を記録した

との発表がありました。これは超新星爆発の前兆と言われているそうで、いよいよ爆発か?いや~まだだろう?という内容になっています。

どっちなの~?と気をもんでしまいますよね(^^;)←「爆発を待つなんて、けしからん!」と言われそうですが・・

 

超新星爆発を起こさなかった星の話と、超新星爆発をこれから起こすんじゃないかな?という星のお話でした。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

/りお

参考サイト:

青と赤のコントラストが美しい。宇宙と地上から撮影された「らせん星雲」 | sorae 宇宙へのポータルサイト

Caldwell 63 | NASA

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【お返事】(id:hoso-11-bishamonten)ますほいさん、私がよく読む記事では最近はオーストラリアの火事の記事が多く、気象系があまりないのですが1つ発見しました。

欧州が異様な12月の熱波に包まれる中、オーストリアの空が「赤いアスペラトゥス波状雲」で覆われる - 地球の記録 - アース・カタストロフ・レビュー

この時点では暖かかったようですね?変化があったらまたお伝えしますね?

*1:1天文単位(1AU)は、太陽と地球との距離