『嘘みたいな本当の話』~さとみ編~
Rioでじゃねーど、です。
みなさん、こんにちは(・∇・`ゞ
異世界から無事、帰還しました。
今後もゆるゆるとブログ活動を続けたいと思います。
今日は突然ですが、ちょっと短い小説?っぽいものをアップしますが、お付き合いください。
Photo ACさんよりダウンロード
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私、さとみは今日はパートの仕事はお休み。主人を送り出した後、洗濯と掃除を済ませて読みかけのミステリー小説を読んでいると、K子から電話がかかってきた。
K子「・・た、A太ったら、それじゃない、赤い箱の方に入ってるって!さとみ?日曜日大丈夫みたい。旦那が2人をみていてくれるって。久しぶりに買いたいものとかあるのよね。もう子供と一緒じゃ、まともに買い物なんて出来ないじゃない?さとみと出かけるの楽しみよ~」
K子は一気にまくし立てた。少し前からK子は子供を旦那さんに任せて、私と買い物に出かける算段をしていたが、今度の日曜日にようやく叶いそうだ。
年子の男の子が2人いるK子は、会っていても電話で話していてもここ数年はいつもせわしなかった。なので電話をかけるのも私からは遠慮している状態。子供がまだいない私は時々恐怖を感じる。私に子育てなんて出来るのだろうか。
K子「ところでこの前、弟ったらさー、何、何が取れないの?ママにかしてごらん?ほら取れたじゃない・・」
さとみ「弟さん?今、ひとり暮らししてるんだったよね?」
K子「そうそう、それがこの前ね、飲みすぎて帰ってきて朝起きたら、ベッドの隣りに知らない女性がいたんだって!アハハ、信じられなくない?まるでドラマじゃない。」
さとみ「えー!そんなことがあったの?彼女いたよね?」
K子「あ、言うの忘れてたけど、別れたみたいよ?まったく3年おきに彼女が変わってるのよね、いつ結婚するんだか。A太、取っちゃダメでしょ!それB太が遊んでたんだからね!」
子供と格闘しつつ話した内容をまとめると、弟さんは外で記憶がなくなるほどお酒を飲んで帰宅したらしい。そして朝、目を覚めると隣りには知らない人が寝ていた。全く覚えていないが大人の関係にもなった様子があったと伺えたと。さらに落ち着いてからよく観察すると、性別はおそらく女性だろうと確認したということだった。
K子も弟さんも端正な顔立ちをしていて昔からよくモテた。特に弟さんは同性からも人気があったようなので、もっともな心配だったのかもしれない。
K子「それであのバカ、その相手を起こすこともしないでシャワーを浴びはじめたんだって。たぶん鼻歌でも歌ってたんじゃない?小さい時から、友達とケンカしても親に怒られて落ち込んでいても、お風呂に入ると必ず鼻歌歌うのよね?」
そして、シャワーですっきりして戻ってみると、さっきまであったはずの彼女のバッグがなくなっていることに気がついた。慌ててベッドを見ると彼女の姿はなかった。玄関に行くと靴もない。出て行ったか・・
K子「出て行ったって思うでしょ?その知らない彼女も目が覚めてみたら、何も覚えてない!ここはどこ?って状態だったかもしれないじゃない。しかも、やっば~いシャワー室から知らない男の鼻歌が聞こえるんですけど~みたいな・・ところがね、あ、何やってんの?それはパパの大事なものだから触っちゃダメって言ったでしょ?」
K子の声が遠くなる、いつものことだが携帯から離れて何かをしに行ったらしい。
K子「まったく2人とも何始めるかわかったものじゃなくて・・あ、それで、あの子変な癖があっていつもドアノブに何か仕掛けをしてるらしいの。よくわからないんだけど、その仕掛けが外れてなくて、つまり、彼女は帰ってない。家のどこかに隠れてるって気がついたらしいのよ!」
さとみ「え?隠れてたの?どこに?なんのため?」
私は一気にミステリ好きの血が騒ぐのを感じた。
K子「それがさ、狭い部屋じゃない?隠れるところといったら(同時にピンポーンとチャイムが鳴る)え、あれ?うそっ!旦那、帰って来ちゃった!どうしたんだろ?こんな早くに・・さとみ、じゃ日曜日ね?切るね。」
「あ」という間もなく電話は切れてしまった。嘘でしょう?私のこの盛り上がった気持ちはどうすればいいの?今日は水曜日だから、日曜日まであと4日。
もう!日曜日は絶対K子におごってもらうからね!
/『第2のRira 』②
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Sさんのブログ企画をご紹介します。
お休み中に ↑ Sさんの企画に乗って私も書いてみました。
②番のお話の元記事はこちらです。
今回は、Sさんの書いた内容を素に設定を変えて、リライト記事を書いてみましたが、しっかりしたあらすじがあったおかげで、書きやすかったです。良い体験をすることが出来ました。Sさん、リライトさせてくださってありがとうございますm(_ _)m
みなさんも最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
追記)
Sさんが記事の紹介と感想を載せてくださいました。
ありがとうございました。
/りお