反素粒子?反ピース?反きんちゃ君?

X-noteです。

みなさん、こんにちは´∀`)ノ

 

突然ですが「私たちって何者?どこから来たの?なぜこの世界に存在してるのー?」的なことは、誰でも一度は考えたことがあると思います。

 

まあ、世間的にはそれを『中二病』と言ったりします。

が、必ずしも中2に発症するわけではなく、小学生だったり私なんかは18、19歳くらいに発症したのですが、考えても答えなど出ないものでした。

そもそも何を考えてたっけ(;・∀・)?

 

私たちの存在する意味について、この難題をいっそのこと、科学的に考えたら答えが出るんでない?ってことでいきたいと思います。

 

人間は60兆個の細胞で出来ているそうです。えー?そんなにたくさん。。

その細胞は

細胞はタンパク質や脂質、水などから成り、これらの物質は、窒素、リン、酸素、炭素、水素、その他の「元素」からできている

んだそうです。

 

元素とは?すいへーりーべぼくのふね・・ですよね~

これです ↓ う、見えない(;・∀・)大きく見たい方はこちらをどうぞ→元素記号(クリックでも大きくなります)

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元素の周期表 著者:iseri

 

元素は今118個あるんですが、人工的に作ったものを除いて自然界のものだけだと90個なんだそうです。

 

元素とは「原子」のことで、簡単に書きますが、その原子をもっと細かくすると「素粒子」という最小単位になります。

 

(≧△≦)わかんない~!と思った場合は「素粒子=パズルのピース」と思うことにしましょう。

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パズルのピース ピクト缶より

 

私たちの体も夜空の星や銀河も、ぜ~んぶパズルのピース(素粒子)で出来ているということになるんですね~

ちょっと違いますが、ドンマイOKです(^^)v

 

私たちの体のピース(素粒子)はいつ出来たのでしょうか?

その工場は宇宙です。

宇宙はビッグバンが起きてから始まったと言われています。

出来たての宇宙は100億度以上もある高温でした。その温度によるエネルギーがピース(素粒子)を作ったのだそうです。

1秒もかからない間に宇宙を形作る全部のピース(素粒子)が出そろったんだそうです。

 

ここで不思議なことが起きました( ゚д゚)

ピース(素粒子)と一緒に、双子のようにそっくりな反ピース(反素粒子)も生まれたそうなんです。

その2つの動きは、鏡に映したように対称的なんだそう・・

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ピースと反ピース ピクト缶

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きんちゃ君と反きんちゃ君 byまさきりお

ところが私たちの周りにはきんちゃ君はいますが、反きんちゃ君は見かけないといいます。

反きんちゃ君や反ピースはどこに行ってしまったのか?というのが科学者の長い間の謎だったそうです。

 

ところで、このピースと反ピースが出会うとどうなるか?

一瞬でも出会うと、ものすごいエネルギーを出して消えてしまう

対消滅」という性質を持っているそうです。
きんちゃ君も消えるの( ノД`)?

 

そこでまた疑問になるのが

同じ数のピースと反ピースが生まれて、それぞれが出会った場合、全部消えてなくなってしまう、無になる(正確には「光」は残る、と教えていただきました)

ということです。

 

それでは、私たちも星も銀河も生まれないことになってしまいます。

 

でも実際にはたくさんの星々、たくさんの人々が存在していますよね?

それはな~ぜ~?

 

実は最先端の研究結果で、ピースの方が反ピースよりも少しだけ多いことがわかったそうです。

その確率は10憶分の1個、またきんちゃ君を出しますが、手を挙げている角度が微妙に違うとか、出している足が逆だった、というようなことが起きるんだそうです。

これを「CP対称性の破れ」と言うそう・・

 

10億分の1個が、違う動きをしたため、反きんちゃ君がきんちゃ君に変化する、するときんちゃ君が少し増える

 

こうしてごくわずかですが、全部消えることなく、きんちゃ君は存在することになりました。

ピースと反ピースでも同じことが起こり、ピースが残りました。

おかげで銀河や星々があり、そして私たちが生まれたのです。

 

は、宇宙が出来たばかりの時に起きたらしいのですが、これと同じことを実験で再現したそうです。

 

ここから、ダダーッと実験について書きます。興味のある方は読んでみてくださいね?

茨城県にあるKEK加速器研究機構)という施設で行った(物質と反物質の)実験結果です。

素粒子と反素粒子が衝突した後に、一瞬だけ生まれる「B中間子」という粒子の変化を調べたところ、「反B中間子」と違っていることがわかった

・この一瞬だけ生まれる粒子の変化の仕方やタイミングのズレがあることがわかった

しかし、わかったことは「仕組みのごく一部」で「全容解明にはさらなる研究が必要」とのことでした。

 

そしてさらに岐阜県にあるスーパーカミオカンデという施設も利用して

KEKで作りだしたニュートリノと反ニュートリノを(300キロ先の)スーパーカミオカンデに飛ばします。

300キロを移動する間に、ニュートリノも反ニュートリノも変化するんだそうで、その実験や研究を2010年から行っているそうです。

 

これがはっきりすればノーベル賞が取れるかも?しれません☆彡

とのことでした。

 

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

/りお

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参考:

「宇宙の始まり」に行ってみたら、私たちは“10億分の1”の奇跡の存在だった(コズミックフロント) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)