違う視点で見るのも大事なこと?

おはようございます。

20年くらい前の話をします。

友達A子は私よりもずっと早くに結婚をしました。
ご主人も私の知っている方でした。

A子に2人目のお子さんが生まれたのですが『先天性胆道閉鎖症』というとても大変な病気だと生まれてすぐにわかりました。

あ、そんなに暗くならずに読んでくださいね(^^;)?今、その子供はとても元気で学生生活を送っていますので!

 

それで、私も出来る範囲お手伝いをしました。上の子の面倒をみたり。

そして最終的に、生体肝移植を行って一命をとりとめました。
母親の肝臓の一部をお子さんに移植したんです。この時初めて人間の身体の中で肝臓だけは一部切っても、また元の大きさに復活することを知りました。((現職でナースしていました。怖いなあ(°m°;)))

当時はもう保険適応の手術でしたがそれでも高額な手術でした。ご主人は家庭をかなぐり捨てる勢いで仕事をしました。とにかく大変な時期を乗り越えたと思います。

f:id:ballooon:20180407013633j:plain 使い回しです(^^;)

それから3年くらいの月日が流れ、車で1時間くらいの距離だったので、会う回数が少しづつ減っていた頃、A子から電話があり、何やら怒っているんです。

どうもA子とお子さんとのことを取材したい(有名な週刊誌)、という話を受けたそうなんです。A子はとても乗り気でした。

「多くの人にこの病気のことを知ってもらいたい」という気持ちがあるから、受けようと思っているのに、ご主人が「オレは取材は嫌だ。やるんならオレ抜きでやってくれ」と言っている。協力的じゃないの。ひどくない?という話でした。

周りの友達も「ご主人、それはひどいね!」と言ってるんだ!と。

私は、ふーむ・・・と思いました。

 

と、ここで突然ですが言及します。たるたるさんのブログです。

hampemtarutaru.hatenablog.com

許可をいただきましたので、さっそくご紹介します。
いつも話題豊富な、たるたるさんのブログ。

今回は異端児という切り口ですが、みんなが同じ意見ではなく、違う意見も必要だというお話で、面白いので是非読んでみてくださいね~♡

 

そしてさっきの話に戻りますが、私は友達にこう言いました。

「何かの問題が起きた時って、それを周りに話せるようになるのって個人差があるんじゃないかな?」と。

自分の子どもが病気を抱えている。という現実を憐れみの目で見られたくないという気持ちもあるだろうし。

A子は、今発信したい!と思ったとしても、ご主人は今は時期じゃないのかも?しれない。その時期は10年後かもしれないし、もしかしたら一生ないのかもしれないよ?と言いました。この時は「そうなのかなあ」と電話を切ったのです。

 

結果、友達は、自分と子どもたちだけで取材を受けて雑誌に載りました。3ページを使った写真つきのとても良い記事になっていました(*^^)

そして、ご主人のことを知っている私の意見を聞いて良かったと言われました。周りの意見だけだったら、不満だけがつのったかもしれない。と感謝されました。

 

私ってカッコいい?という話ではなくて、たくさんいたら1人くらいは、反対の意見を持っているのが正常!って感じで、たるたるさんが書かれていて、この件を思い出したのでした。そして、

「良かった。私は異常じゃなかった!」と安心したのでした??

ちょっと複雑なお話で、ちゃんと伝わったか?不安なのですが、最後まで読んでくださってありがとうございました。

/りお