天の川銀河の巨大ブラックホール(いて座A*)の撮影に成功!!!
X-noteです。
すごいニュースが出ましたね~٩(^o^)۶
なんと私たちの住む地球がある天の川銀河の中心、巨大ブラックホールの撮影に成功したそうです。
まずはその写真を載せます。ジャジャン!
いて座A*(エースター) クレジット:EHT Collaboration
オレンジ色のドーナツのような光の真ん中部分の、黒くなっている穴がブラックホールです。
周囲部分は光輝くガスが集まっていて、ブラックホールを縁取っています。
この暗い領域を『シャドウ(ブラックホールシャドウ)』と呼んでいます。
天の川銀河の中心にある天体『いて座A*(エースター)』は、予想通り
巨大ブラックホールだった!と証明されました(*゚▽゚ノノ゙☆
これで、私たち太陽系も安心して天の川銀河を回れるというものです。・・と木星や土星が言っているかも(;・∀・)?
2019年に初めて撮影されたブラックホールは、地球から5500万光年離れている『M87』の中心にある巨大ブラックホールでした。
その写真はこちらです。
M87巨大ブラックホール Credit: EHT Collaboration
ここは比較的、撮影に適していたのですが(写真も鮮明ですよね?)、天の川銀河のいて座A*の撮影は無理じゃないか?と言われていました。
いて座A*とM87ブラックホールは大きさが圧倒的に違います。
いて座A*は太陽質量の400万倍で、M87ブラックホールは太陽の65憶倍もの質量を持っていますΣ(゜ロ゜;)!(大きさも違うようですが、質量で比較します)
いて座A*は近いけれど、M87に比べると1000分の1の大きさ・・
そのブラックホールの周りにあるガスは、光速に近い速度で運動しているそうで、M87ブラックホールは大きいため、ガスが一周するには数日かかるとのこと。
一方、いて座A*は小さいため、ガスが一周するのに数分しかかからないんだそうです。
それは観測している最中に、ガスの明るさや模様が激しく変わることを意味していて、「まるで自分のしっぽを追いかけている子犬のよう」なんだそう・・
観測がいかに大変だったかがわかりますね(^^;)?
でも地球規模で(8つの電波望遠鏡を結んで)協力して観測を行っている国際研究チーム「イベント・ホライズン・テレスコープ・コラボレーション」=略してEHTは、5年の歳月をかけて、今回の撮影に成功しました。
2つの巨大ブラックホールを撮影出来たことで、共通点や、それぞれの違いから銀河の形成と進化の研究ができると言っています。
ブラックホールは、高密度と強すぎる重力によって、光さえ外に出て行くことが出来ない、光を放たない天体です。
数十年前までは理論上の天体だったブラックホール・・人類はとうとう、天の川銀河の中心の巨大ブラックホール、いて座A*の姿をとらえることに成功しました(^^)v
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
/りお
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参考:
天の川銀河中心のブラックホールの撮影に初めて成功 | 国立天文台(NAOJ)
など