オリオン大星雲に新しい星を期待してみる？
Rioでじゃねーど、です。
昨日は七夕でしたね。
前回書いた、冬の星座、オリオン座の『ベテルギウス星』がもうすぐ超新星爆発を起こすかもしれないということについて・・
少し考えたことがありますので、書きたいと思います。
もしも爆発を起こしたら世紀の大イベントになるわけですが・・
みなさんがよく心配されていることの1つに、見つけやすい星座として親しまれているオリオン座の形が崩れてしまうことがあります。
ベテルギウス、ロス問題です。
うーん・・確かに・・でも、あっ！ブチッ（脳のシナプスがつながった音）
そうそう、オリオン座は爆発をひかえている星があるだけではないのでした。どこで読んだのか忘れましたが、調べたらwikiに書いてありました。
オリオン座の三つ星の下ら辺には『オリオン大星雲（M42）』があります。
M42星雲 著者：オレ・ニールセン
きれいですね～？
この星雲は肉眼でも観測出来る散光星雲の1つで、双眼鏡などでのぞくと緑色に見えるのだそうです。
この星雲の推定年齢は1万年と若く、新しい星が誕生する現場でもあるようです。希望に満ちた星雲ですね？
地球との距離は1300光年あるようです。
1300光年・・それって近いの？遠いの？
ということで調べてみました。
（オリオン大星雲もこれから書く星も天の川銀河内にあります）
最初に今年の2月の星座の一部を載せます。
2月中旬20時頃の東京の空 クレジット：国立天文台
〈各星と地球との距離〉
●ベテルギウス 640光年
●リゲル 860光年（これもオリオン座）結構遠いですね？
●シリウス 8.6光年（ち、近い！でもシリウスについてはいつか冬に書きますね）
ここからはせっかく七夕があったばかりだし、
●アルタイル（わし座の彦星さま）16.7光年
●ベガ（こと座おり姫さま）25光年
これらの星はすべて一等星です。一等星クラスの星になるには近場じゃないと難しいのでしょうか？
オリオン大星雲で生まれた星が一等星になることはないのかな？と思っていたところ、見つけました。
●デネブ（はくちょう座） 1400光年！！
やったー＼(^o^)／
遠い星でも一等星がありました。
デネブとはどんな星なのでしょう？
質量で太陽の15倍、半径は108倍、光度も太陽の54,400倍以上と、恒星としては非常に大きくて明るい白色超巨星である
だそうです。そして、彦星アルタイルとおり姫ベガとデネブで『夏の大三角形』となります。
ついでに得た情報ですが、西暦10000年前後には、デネブが北極星になると書いてありました。
また12000年後には、ベガが北極星になるのだそうです。ということは西暦14000年頃ですね。そんな先の未来でも西暦を使っているか？はわかりませんが・・
これは地球の歳差運動が原因のようです（歳差運動ーコトバンクより）
どんな位置関係なのでしょう？
7月中旬21時頃の東京の空 クレジット：国立天文台
ちょっと星座が細かくなってしまいました。
というのもせっかく土星と木星を見つけたので、載せたいと思いまして・・左下に並んでいます。
今の時期は天気が悪かったり、冬に比べると星がきれいに見えません。でも惑星は見つけやすいと思いますので、是非見つけてみてください！
ついでのついでなのですが・・はくちょう座のデネブは太陽半径の108倍とありましたので、計算してみました。
696340km✕108で、デネブの半径は約7,520万kmとなりました。
ベテルギウスの直径は、木星の軌道くらいと言われていますが、正確に測るのは色々な理由があって難しいようです。
wikiに現時点で載っていた半径は、1億7600万km～13億3100km（1.2au～8.9au）とのことです*1
すごい幅がありますが、デネブに比べるとベテルギウスの方がはるかに大きいですね？
雷理さんのベテルギウスの超新星爆発に関しての記事です。とーってもわかりやすく書いてあります。必見ですよ！
こちらの記事にも書いてあるのですが、ベテルギウスが爆発すれば「その4年後には消えて見えなくなってしまう」とのことでした・・
でももし、新しい星がどんどん作られているオリオン大星雲に、デネブくらいの明るい星が生まれたら？
星形成など詳しいことはわからない素人考えです。
もしかしたら、形は変わってもオリオン座は未来に続いて行くのかも？と思ったのでした。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
／りお
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参考：
●各星などのwiki
