太陽の光は、17万年前のものだった
Rioでじゃねーど、です。
ナゾロジーさんのところで「えーそうなの?」という記事がありました。
なんで地球に届く太陽光は「17万年」も昔のものなの? | ナゾロジー
今日のお話は『太陽の光』についてです。
太陽 パブリック・ドメイン画像
太陽サンサン♪眩しすぎっ!(今日はどんより曇り空)っていう太陽の光とは、8分過去のものと言われています。
光の速度は1秒間で約30万kmです。これを太陽ー地球の距離で計算すると約8分になるようです。
光=光子(こうし)なのですが、この光子は太陽の中心で作られます。
では太陽の中心から太陽の表面に光子がたどり着くには何分かかるのでしょうか?
な、なんと!「17万年」かかるのだそうです!マジΣ(゚Д゚;)
なんでそんなに時間かかるの?
全然意味わからない!と、しばらく放置していたのですが、頑張って続きを読んでみました。
太陽の中心では核融合が行われていて、光のエネルギーつまり光子が作られています。
光子は秒速30万kmという猛スピードで中心から太陽の表面(光球)に移動するのですが、陽子にぶつかるのだそうです。
太陽の中には水素やヘリウムの陽子が大量にあるのです。なので、とても遠回りをすることになるようです。
下に大元のYou Tube動画を貼りますが、動画を見ていられない方もいますね?
一部をナゾロジーさんがGifアニメにしていましたので、先にそれを貼ります。
光子が陽子にぶつかる様子 クレジット:TEd-Ed
こんな具合に光子は陽子にぶつかると方向が変わってしまうようです。
そして遠回りをします。
クレジット:TEd-Ed
クレジット:TEd-Ed
こんな感じでジグザグ歩行していると、実際にはそんなに進んでいないのに、歩行距離は相当いきますよね?
太陽の中を進む光子の距離は
「距離=歩幅×歩数の平方根」の公式で算出
これで計算出来るそうです。
計算結果は4000億年となってしまいました。なんと!太陽の年齢は46億年なのに・・これは間違いでした。
考慮すべき点がありました。
・1つ目は「太陽の密度が実は均一ではない」という点
・2つ目は「陽子の多くは実際に光子と衝突しない」ということ
最新の太陽内部データと、これら2つを考慮に入れて計算し直すと・・
17万年かかる
という結果になるのだそうです。
作られたばかりの光子は、17万年+8分で私たちに届くことになります。
つまり今見ている太陽の光は、第4氷河期の頃、人間が衣服をまとい始めた時代に作られたということになるようです。
クレジット:TEd-Ed
こちら動画です。4分36秒あります。
クレジット:TEd-Ed
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
/りお
参考サイト:
●Sunlight is way older than you think - Sten Odenwald | TED-Ed