ベテルギウス星 かに星雲 はくちょう座ループについて
Rioでじゃねーど、です。
おかげさまで体調は戻ってきました(*^^)
あたたかいコメント&星をいつもありがとうございます。とても感謝しています☆
そして今日もどこかで超新星爆発!です。
はい(;・∀・)?ま、いつものように始めたいと思います。
宇宙にはたくさん、太陽のような恒星があります。
私たちの住む天の川銀河の中には、恒星が約1000憶個あるのだそうです。
そして、そのたくさんの星の集まりである銀河は、宇宙に約2兆個あると言われています。
超新星爆発は、天の川銀河ではだいたい100年から200年に一度、起きていると言われていて、その他の銀河では平均すると40年に1度、発生しているとのことでした。
銀河は2兆個あるのですから、あちこちで起きてますね?
超新星爆発は、大きな星の終焉に起きるのですが・・私たちがいつも見ている太陽は超新星爆発を起こしません。
わかりやすくするために太陽質量で3つに分類します(今回、太陽より小さな恒星は除外)。
自分の過去記事を引用しますね→過去記事
①太陽~太陽質量8倍以下の星
②太陽質量の8倍~30倍の星
③太陽質量の30倍以上の星
この場合の変化(星の終焉)は次のようになると言われています。
①→膨張する→しぼむ→「白色矮星(はくしょくわいせい)」になる
※太陽の質量は約2.0×10の30乗kgですが「太陽質量」とは天文学の単位の1つです
よく騒がれているオリオン座のベテルギウス星は・・
太陽質量の約20倍で(wikiを読むとちょっと複雑でした)上の②番にあたり、いずれ超新星爆発を起こして中性子星になる予定です。
ベテルギウス星は地球から約640光年離れているのですが、超新星爆発を起こしたら昼間でもその輝きが見えるだろうと言われています。
地球に影響はないのでしょうか?
地球のオゾン層の半分を破壊するためには、26光年以内で起こる必要があると予測されている
破壊するため、とか、必要がある、とか物騒ですね~(;・∀・)近くの星は大丈夫でしょうか?
地球から8.6光年離れたシリウスA、25.3光年離れたベガ(おりひめ星)は、それぞれ太陽質量が2倍強と3倍で、上の①番にあたり、超新星爆発は起こさないと思われます。
(正確には白色矮星もチャンドラセカール限界を超えると超新星爆発を起こしますが、今回これは割愛します)
過去に起きた超新星爆発②番は今、とてもカッコいいことになっています。
★まずは『かに星雲』です(おうし座にあるけれど)
地球からおうし座の方向に7000光年離れた場所で、1054年に超新星爆発が起こったそうです。
記録では、日本をはじめ世界各地で、23日間にわたって昼間でも見え、夜間は653日間、見え続けたとのことでした。
現在は肉眼では観測できませんが、星雲の中心には中性子星「かにパルサー」が確認されています。
そして今もガスの膨張は続いていて、その速度は毎秒1100㎞になると考えられているようです。
次いきます。
★『はくちょう座ループ』←なんと、これも②だったのです!
ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた超新星爆発の残骸「はくちょう座ループ」の一部
クレジット:ESA/Hubble/NASA/W. Blair
地球から2500光年離れた場所で、1万年前から2万年前、太陽質量の20倍の重さの星が超新星爆発を起こし、その残骸がはくちょう座方向にあるため、はくちょう座ループと呼ばれているそうです。
その時の衝撃波は今も秒速350㎞で拡大し続けていて、
超新星爆発による衝撃波が宇宙空間を広がることで、塵やガスが加熱・圧縮され、「はくちょう座ループ」と呼ばれるカラフルなリボンの網ようになって光り輝いている
のだそうです。
地球から見た全貌の大きさは満月45個分(直径は満月6個分とも書いてある)
はくちょう座ループの全体像 クレジット: T.A. Rector (University of Alaska Anchorage) and WIYN/NOAO/AURA/NSF
このはくちょう座ループの中心部には、中性子星があるはずなのですが、いまだ見つかってないようです。
どこかに弾き飛ばされたようですよ。とっても広いエリアですが、見つかるといいですね~♪
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
/りお
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参考:
●夜空のリボン「はくちょう座ループ」の画像を公開…超新星の残骸をかつてないほど高精細に | Business Insider Japan
●超新星爆発の衝撃波が描き出したベール「はくちょう座ループ」 | sorae 宇宙へのポータルサイト
●ISAS | 超新星爆発 残骸から探る爆発の様子 / X線天文衛星「すざく」
他、wikiなど